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全国さまざま!節分のスタイル
●大人気!恵方巻きのなぞに迫る!
いつからか節分の日には、「恵方巻き(えほうまき)」と呼ばれる太巻きを食べるようになりました。ところで、これは一体いつから始まったものだと思いますか?
実は、恵方巻きは近代になり始まったものだと言われています。恵方巻きのルーツは諸説ありますが、大正時代の大阪の花街で、節分にお新香を巻いた海苔巻きを恵方に向かって食べるのが流行したのが起源だと言われています。そして昭和に入ると、この流行がメディアにより取り上げられ、お寿司屋や海苔問屋の販売促進に用いられます。当時大阪で配布されたチラシには紹介文が載せられています。とは言えこの頃は、大阪周辺までの認知度だったようです。
恵方巻きが全国規模で知られるようになるのは、1977年に大阪で行われた「海苔祭り」なるイベントがきっかけで、このイベントにて行われた「巻き寿司早食い競争」は、多くのメディアで取り上げられました。以来、他の地域でも海苔や海産物のPRに恵方巻きが用いられるようになり、そして1989年頃より、一部コンビニエンスストアで恵方巻きの販売が開始され、98年には全国エリアで販売されるようになりました。また、関西出身の芸能人たちがテレビで紹介したことも、恵方巻きの認知度の拡大につながったと言われています。
●北海道では落花生を捲く!?
北海道のスーパーでは、大豆ではなく落花生が節分に使う「福豆」として売られており、地元民には、当然のように受け入れられています。実は落花生を使った「福豆」は、北海道に限らず東北地方など、雪の多い地域を中心に販売されているそうです。そのルーツは近代の北海道にあります。北海道では、伝統や慣習に縛られず、物事を合理的に割り切って考える人が多く、そういった気風から、「福豆」には落花生が使われ始め、それが他の地域へと広がっていったと考えられています。殻が付いている落花生は、床に落ちても食べる部分とは接触しないことから、最近では雪国に限らず、他の地域でも用いられているようです。また、落花生はカロリーが高く、冬に食べる豆として寒い地域で好まれる傾向があるそうです。
●「鬼は内?福は外!?」
一般的な節分の豆まきの掛け声は「鬼は外、福は内」ですが、これは全国共通の掛け声ではないようです。例えば、「九鬼」や「鬼頭」など、名字に鬼の字が入っている家では、「鬼は内、福は内」ということがあるそうです。また、川崎市の千蔵寺のように、鬼の神様を祀っている神社でも同様の掛け声をかけています。名古屋市の大須観音では、寺宝が鬼の面であるという理由から、「鬼は外」は唱えず、「福は内」だけの掛け声を行っています。このような事例は全国各地に存在し、節分の鬼は、必ずしも悪の存在としては扱われていないようです。
ちなみに、節分の日に追い出された鬼が駆け込む場所も各地に存在しており、有名なところでは、奈良県の蔵王堂があげられます。蔵王堂の節分では、「福は内、鬼も内」と掛け声をして、全国から追い払われた鬼を救い、仏門に帰依させるのだそうです。
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